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博士。僕は全然公式を覚えられないんですけど、どうすればいいのでしょか?助けてください。 |
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そうか。太一は公式を覚えられないと....。わかった。今回は公式の覚え方を伝授しよう。そして、別の機会に圧力なら圧力、飽和水溶液量なら飽和水溶液量ごとに講座を開講する。それでいいだろう。 |
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ありがとうございます。それではそっそくお願いします。 |
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よーし、いくぞ。まず、公式を覚える際の教訓を2つ教えよう。1つは、答えの単位に目を置け。もう1つは、公式の理由を押さえろ。この2つができれば、公式を覚えることができるはずだ。 |
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なんか意味不明なものばかりですね。こんなんで本当に覚えられるんですか?なんか不安になってきました。 |
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博士の言っていることは正しいわよ。私もこうやって覚えました。 |
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ミミの言うとおりだ。ではまず1つ目の答えの単位に目を置けから解説しよう。まずは問題Aを見てほしい。 |
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「問題A」
1辺が5mの立方体がある。この立方体の質量は100g重である。これを平面の台に置いたとき、机にかかる圧力は何g重/uか?
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注目するのは答えの単位だから、「g重/u」だ。これが答えの単位になるというのは、日本人なら誰でもわかるはずだ。
さて、「g重/u」というのは「グラム重毎平方メートル」と読む。これを詳しくやると、2つ目の教訓になってしまうので、後にしておこう。さて、「g重/u」というのは「g重÷u」とも意味を取れるではないだろうか?いや、そうとるのが教訓1だ。さあ、これで教訓1は終わりだ。なぜなら、圧力を求める公式は、「g重÷u」なのだから。実際に自分の持っている問題で確かめてほしい。ちなみに、問題Aの答えは「4g重/u」だ。 |
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本当だ!確かに公式があっています。でもこれって、もし答えの単位が書いてなかったら使えないですよね。 |
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確かにそうだが、ほとんどの場合が書いてある。ただ、Aの圧力はBの圧力の何倍かというような問題が出たら使えないな。それに、これはどうしても公式を思い出せないときの最後の1手として使ってほしい。勉強というのは覚えなかったら意味がないからな。 |
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そこで教訓2の登場ですね。教訓2は公式の理由を押さえろでしたね。 |
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何かスポーツなどを始めるとき、高いものをそろえたりと外側から入ろうとする人がいるが、公式を覚えられない人は外側から、つまり表面上の事を押さえようとするというケースが多い。どういうことかというと、公式だけを覚えて、なぜその公式が成り立つのかというのを考えないということだ。 |
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つまり、なぜその公式が成り立つのかということを押さえれば、公式を覚えられるということですね。 |
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そのとおりだ。では、圧力の公式を覚えてみよう。圧力の公式は「g重÷u」だったな。圧力というのは、1uあたりにかかる力の大きさである。だから、質量を面積で割ると圧力が求められるのである。 |
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なんとなくわかりました。今回は基本編ですから、なんとなくわかればいいんですよね。 |
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そうだそうだ。次は、圧力について詳しくやるからそれまで待っていてくれ。それではみなさんさようなら。 |
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